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Navigation Data Standard (以下NDSと表記)は自動車メーカーとサプライヤーで共同開発した標準化カーナビ向けデータベース用フォーマットである。NDS協会はドイツの公式団体で、自動車メーカー、車の部品メーカー、地図データサプライヤー、カーナビ及びカーナビ用アプリケーションサプライヤーが参加している。 NDS協会はカーナビの機種を問わず互換性を持つ標準データベースフォーマットを開発することを目的としている。NDS協会はデータベースの標準化を目指しているが、NDSを使うアプリケーションを標準化するものではない。データベースとアプリケーションを切り離すことによってエンドユーザーに多種多様なカーナビ製品を提供することができる。さらに、この相互運用性によってNDSデータベースは差分アップデート、不正使用防止、データサイズの削減ができる。 NDSデータベースを使った製品は2012年から出荷されている。 == ビジョンとゴール == NDS協会は自動車向け世界標準の地図を提供することをビジョンとしている。「世界標準」としてデータフォーマットは * カーナビメーカー、地図サプライヤーを問わず製品に適用出来ること。 * カーナビの機種を問わず使用出来ること。 * 地図のアップデートが出来ること。 * 世界中どこの地図でも表現出来ること。 * 地域固有の仕様を取り入れられること。 「自動車向け」であるためには * 自動車業界及びサプライヤーが協力して維持・開発出来ること。 * 地図に関する自動車固有の要件を満たすこと。 * カーナビ連携に関する最新技術をサポートすること。 * 幅広く導入・実装・適用出来る設計になっていること。 ビジョンを実現するためにNDS協会は下記の点を追及している。 * NDSフォーマットの迅速な拡張 * 使い勝手の良さと効率的な実装を訴求した全世界の自動車業界へのNDSフォーマット採用促進 * NDSフォーマットデータベース作成の自由さ * NDS準拠の保証 NDSフォーマットの導入のサポートとゴールへの到達及び協会の発展のため、NDS協会はNDS用ツールの提供やサポートを行い、絶え間ない技術開発をしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Navigation Data Standard」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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